航空繪話 日の丸の空 西原一 文祥堂版

航空繪話 日の丸の空 西原一 文祥堂版

航空繪話 日の丸の空 西原一 文祥堂版

大東亜戦争・太平洋戦争中に発行された、子供向けの絵本です

航空繪話 日の丸の空

西原一 文画

少國民のための文化繪話

昭和17年4月23日初版発行

目次

空へのともだち
空へのあこがれ
飛行船の誕生
飛び立つ苦心
翼と骨
飛行機のしんざう
飛行機の操縦
大空の華
飛行機の役目
飛行機の目じるし
グライダー
落下傘
鍛へるからだと心
少年航空兵になるには
お國につくす心
荒鷲になるまで
工場から
空へ飛ぶ日
輝く荒鷲
守る大空

引用

この本を讀む皆さんへ

皆さんは、日本陸海軍航空隊の勇ましい働きを、よく知つてゐたことでせう。
それが、今度の大東亜戦争で、次つぎに、日本陸海軍航空隊の大手柄を聞いて何と思ひましたか、日本軍人の強いことは言ふまでもありませんが、飛行機のとても大切なことを知つたと、思ひます。航空隊が弱かつたなら、戦争にも負けて、その國は亡びてしまひます。
戦争ばかりでなく、急ぎの旅行でも、汽車なれば二十時間もかかる所を飛行機ですと、三時間くらひしかかかりません。
これからは、いよいよ飛行機が大切になつてきます。
これのためには、皆さんのような小國民のうちから、飛行機のことを、よくおぼえて、日本航空のおやくにたつ人とならなければなりません。
かういふわけで、飛行機について二人の少年のお話を書きました。大空はひろいです。このひろい空を、皆さんの力で日本の空として、日の丸の翼でうづめて下さる日を、私は心から祈つて待つてゐます。

大東亜戦争大詔奉載日 西原一